孤守唄
作詞:toya 作曲:toya 編曲:toya 唄:鏡音レン
一つ目の年に僕は捨(す)てられた
鬼(おに)の子と言われた
角(つの)が生(は)えていた
四つ目の年に僕は生きていた
息(いき)はもう無(な)かった
それでも生きていた
僕はここにいるよ
誰か見つけてよ
叫び続けた声は
雨が掻(か)き消(け)していった
七(なな)つ目の年に友達が出来た
その子の頭(あたま)にも
角(つの)が生(は)えていた
その子が言うには
「人」の記憶から
“僕ら”が消えれば
僕らも消えるらしい
「どうか最後の人よ、ボクを忘れないで
まだ消えたくないよ
怖い、怖いよ・・・」
その子は怯(おび)えた
日増(ひま)しに酷(ひど)くなった
僕の隣りで震えて泣いた
僕は手を握(にぎ)り、「大丈夫。」と言った
八(や)つ目の年にその子が消えた
それから六つの年が過(す)ぎていた
僕は生きていた
まだ憶えられていた
僕を知っているのは
生(う)みの親(おや)の貴女(あなた)だけ
今も憶えているほど
僕を想っているなら
どんな気持ちで僕を捨てたんだろう?
僕はここにいるよ
見つけて聞かせてよ
僕の名前を
貴女(あなた)の名前を
僕はここにいるよ
ずっとここにいるよ
早く迎(むか)えに来てよ
僕はここにいるよ
僕が人だったら
捨てられはしなかった
貴女(あなた)も今ままで苦(くる)しまずに済(す)んだ
僕が人だったら
あの子は消えなかった
今もきっと僕の隣で笑ってた
僕が人だったら・・・
「僕が人だったら」・・・?
僕は何なんだろう?
“何処”へ消えるんだろう?
僕はここにいるよ
僕はここにいるよ
你水管:
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